2010/12/12 日
勉強に役立つ“ものの見方”
1、広く見る
一つひとつのことに囚われ過ぎず、全体を確認すること。言うなれば、「視野を広く持つ」ということ。数学やパズルで必要な、「複数条件を同時に考える」ということもこの一種。また、いわゆる「ヨコから見る世界史」もこれに然り。体系的理解に通じる。
2、中心を見る
枝葉ではなく幹を見る、あるいは見極めること。言いかえれば、要点や本質を見出すということ。すべての教科に必要なことだが、わかりやすいところで言うと、国語や英語の要約など。
3、離れて見る
対象物との距離感。常に近づいた状態ではなく、総体的かつ客観的に見るためにある程度離れて見る、いわゆる“俯瞰”のこと。これは色々な教科・場面で活躍してくれる。「広く見る」にも通じる。
4、先を見る
文字通り、先を見通しながら目の前の課題に取り組むことを示す。数学の証明問題がわかりやすい例。また逆に、目の前の状況にこだわり過ぎず、先を見据えて、物事を進めていくことでもある。
5、裏を見る
直接的に見えない部分に対し、想像力をもって見透かすこと。あるいは背景や根拠を見ようとすること。図形の投射投影など、空間的視点の変換もこれに含まれる。
6、見方を変える
上記の“ものの見方”のバリエーションをうまく使い分けたり、変えたりすること。いわゆる、“観点の変更”“発想の転換”など。瞬時に替えられる程、有効かつ高度な抽象的技術。
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