大学受験コーチングノート

2014/10/22 水

2015年度大学入試動向予想

入試カレンダーも揃い、模擬試験も残すところ数回という時期になりました。そこで大手予備校・出版社の入試動向予想なるものもちらほら。気になるところをいくつかご紹介。

A 新課程入試の影響
センター試験理数系科目の負担増により、国立人気に翳り(実際にセンター試験出願者が減少)。その分、私大へ流れる(約3%増の見込み)。現役生・浪人生(旧課程履修者)ともに安全志向が継続。

B ネット出願
私大では約3割がネット出願を採用。あわせてネット割を導入する大学(例:国学院・東海)もあり、それによって出願が増える傾向あり(昨年度の近畿大)。ネット出願へ全面移行は上智・成城・東京農大・神奈川大など。国公立大でもお茶の水や広島大などがネット出願を採用。

C センター試験易化の予想
新課程で作成される問題としては初年度となり、恒例ともいうべき易化予想がなされている。但し、実際のところ、蓋を開けてみないとわからないのが本音。実際、平均点が高ければ、東大あたりやセンター重視の大学学部への強気の出願があり得る。

<個別のトピック>

1、東京外語大の人気上昇予想…前期で従来の世界史限定から日本史選択も採用。また後期(国際社会学部)ではセンター試験で理科を選択する必要がないため、私大志望者でも受けられる。尚、首都大東京(都市教養・法学系・前期)も同様にセンター3科目。

2、東京農工大の2次配点比率の引き下げ=センター重視へ。東工大との差別化。地方からの出願者が増える可能性あり。

3、山梨大学医学部(後期のみ)…定員増(80→90人)に加えて、信州大医(後期)の定員減の影響もあり、人気上昇予想。

4、青山学院大学 地方学外会場(福岡・名古屋)の新設。前年度出願者減の反動もあり、競争率上昇の予想。

5、慶應義塾大学…8学部で入試日程繰り上げの影響。その他、商学部はAB方式ともに定員削減。

6、上智大学TEAP入試&成城大学全学部入試の導入に加えてネット出願全面移行による人気上昇予想。

今年度は総じて変更・変化が多い年ですが、あまり惑わされることなく、自身の目標に向かって、自分の力を出し切れるように、ブレない戦略をもって残り数カ月を確実に歩んでいきましょう。

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