2014/02/27 木
2014年度受験後記
国公立前期日程も終わり、私大の合格発表もほぼ終わりに近づいてきました。受験生の皆さんお疲れ様でした。
毎年この時期、私は合否のわかれ目や受験の意義を考えます。大学受験の場合、一般入試で第一志望にめでたく合格できる人はほんの数割。また納得できる大学に行ける人も多数ではないかもしれません。しかし、受験というものは、決まった期間の中でいかに自分の学力を上げ、なおかつ一発勝負で合格を“勝ち取れる”かで、必ず何かしらの“結果”が出るものです。大げさかもしれませんが、人生あるいは少なくとも今後の数年間を決める受験という“勝負”で出たその結果をどうとらえるかがむしろ重要だと思います。そのような一連の経験は人生の中で必ず役立つものだと考えます。
「なぜ合格できたのか」「なにが足りなかったのか」「自分はどういうタイプなのか」…
勉強だけがすべてではありませんし、学歴がすべてでもありません。大事なことはさらに先にもあるでしょう。だからこそ、この結果を軽く流してしまうのではなく、一旦、受験自体と受験までのプロセスを振り返ってみることが、今後の自分のために役立つはずです。
合否のわかれ目は色々あります。学力の差だけではありません。ましてや努力すれば必ず成功するわけではありません。それらを含めて一般化し、客観視することが、受験の総括、そして今後のスタートになるでしょう。
もし自分の取り組みに後悔があるならば、ぜひこの先で取り返せるよう、あらたな目標をもって過ごしてください。結果に納得がいかないのであれば、あらためておのれを冷静に分析し、結果に至る過程と根拠を整理してみてください。
受験の記憶はおそらく一生残ります。しっかりと整理して先に進めることを願います。
大学受験コーチングノートの最新記事