2022/01/18 火
2022年度大学入学共通テストの混乱
2022年度の大学入学共通テスト、「無事終了」とはいかない前代未聞の結果となりました。初日の傷害事件、二日目未明からの津波警報、そして特に数学の難化も相まって、受験生たちにとっては想定外の出来事ばかりでした。
本日1/18火曜の段階で、共通テストリサーチの予想平均点は文系8科目型で40点台(4~5%程度)、理系7科目型で50点台(6%程度)の下落となっています。特に数1Aでの動揺が、その後の時間割にも影響した場合が多かったのではないでしょうか。
全体としてもセンター試験以降過去最低の平均点、そしてその下がり幅からボーダーラインの見極めも難しくなりそうです。
一方で、新型コロナに関する文科省による特例の要請(共通テストの免除や総合選抜型を利用した追試など)が共通テスト直前になされ、受験生に動揺が走ったと思います。仮に共通テストが免除されて2次試験だけで合否の土俵に上がれるのであれば、不公平感が拭えないということですが、今回の共通テストの大幅な難化をうけて、なおさら不公平感が強くなるのではないでしょうか。
場合によっては、国公立大学の足切り(2段階選抜)はなしにした方がよいではないかという考え方も出てきそうです。
いずれにしても、各大学が前述の文科省の要請に対してどのように対応するのか、それを含めて待ちたいところです。
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