大学受験コーチングノート

2011/09/07 水

英作文の効用

入試では必ず出るとも限らない英作文。大学学部によっては並び替え(整序作文)しか出ないところもありますが、学習の過程として英作文を練習しておくメリットがあります。

○文法・構文の定着

○文法間違い探し能力の向上

特に後者について言及すると、いわゆる文法問題(特に誤文訂正など)を解く際、たとえば時制や単複の一致などをよく間違えてしまったり、その誤りに気づけないということに対して、とてもよい訓練になります。

○アウトプット訓練

受験英語は文法や読解が中心なので、そういう意味では“インプット”中心の学習と言えますが、インプットばかりだと知識の定着が不足することもあります。英作文は、それを補う効果もあると思います。たとえば、ある単語に関して、英語⇒日本語変換だけでなく、日本語⇒英語変換の訓練も加わることで、より定着度が増すということです。

さらに将来、英語を実践的に役立てたいのであれば、英作文(英文をつくる作業)を積極的に取り入れるべきだと思います。

<英作文での注意点>

●逐語訳になり過ぎないこと

●和英辞典を信頼し過ぎないこと

和訳作業では、できるだけ逐語訳に徹する方が、訓練として、あるいは採点基準を満たすという点で求められますが、英訳の場合、逐語訳だと英語表現として不自然になるケースが多いものです。
また、英訳が思いつかない場合、単語を和英辞典で引いて、それらをただ繋げてしまうことがよくありますが、やはり、不自然な英文になりがちです。最初のとっかかりは和英辞典でもよいので、その表現が正しいかどうかを、英和や英英辞典も調べてみて確認するのが定石です。

*次回は自由英作文の効果について書きたいと思います。

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