大学受験コーチングノート

2013/02/06 水

現役生は直前まで伸びる?

「現役生は直前まで伸びる」とよく言われます。それは一通りの学習を終えるのが浪人生に比べて遅いため、受験直前までのその短い期間に伸び代を“発揮”するから。また、高3まで部活をやっていた生徒などは、これに当てはまり易いものです。

・・・なのですが、

やはり、誰しもが伸びるわけでもなく、伸び代も状況によって異なります。またギリギリ直前に学力向上を期待する時点で計画としては失格だと思います。

結局何が言いたいかというと、

もっと早くから本気を出せばいいのに・・・

と思うのです。

たとえばマラソン選手の調整法を見ても、激しい走り込みを直前にはしないように、やはり“練習”のピークを少し前の時期に設定することが、本番で力を最大限に発揮するセオリーだと思います。

あわせて個人的な経験を少し。

私は地方在住だったので受験シーズンは東京と地元を飛行機で数回往復しながらホテル生活の日を多く過ごしました。そもそもそのような状況で勉強がはかどることなど期待もしてなく、直前期2月は一番勉強をしなかった、という記憶があります。最低限の演習と知識の確認(=復習)程度だったと思います。

 

実際、現役生に限らず受験生全般、直前で学力が上がるケースは多いです。

しかし、“本気モード”は早いに越したことはありません。

そして受験勉強に費やした時間が長い程有利なものです。

 

少々苦言ぽくなりましたが、

来年以降に受験予定の皆さんへのお願いと期待を込めて。

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