2010/02/03 水

東大数学の対処法-(3)答案記述力

3.答案記述力
 難問の多い東大数学では、いかに多くの部分点を得るかが重要な要素となり、きっちり緻密に書かれた答案とそうでない答案とでは点数に大きく差が開いてきます。「グラフに軸名や関数式をきちんと書く」、「軌跡問題では定義域を考える」、「自明でも真数条件に言及する」…など、細かい部分を普段から疎かにしないことが緻密な答案作りの第一歩です。答案の論理性も、細部の緻密性があってこそです。さほど広くない東大の解答用紙に、いかに答案をコンパクトに納めるか、などといったことは最後に考慮すべき事です。
 では、論理的で、より部分点の考慮される答案を書くにはどうするか。 「考えたことを全て答案に残す」ことが東大数学では大原則です。また、普段の勉強では、自分の答案を積極的に先生に見てもらったり、東大模試(問題集)の採点基準を徹底的に分析したりと、客観的な評価や視点も大切にして下さい。

4に続く。

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