大学受験コーチングノート

2020/11/13 金

東京外国語大学2021入試変更点概要

東京外国語大学の2021入試について。学部は「言語文化学部」と「国際社会学部」がありますが、両学部および学科共通の科目・配点となります。

<前期日程>

共通テスト・・・国語100+数1A50+外国語200+選択科目50×理社から2科=450点(5科目) *今年から英語はR:L=1:1

2次試験・・・地歴100+英語300=400点 *国際日本学部は英語にスピーキングを含む

 

今年度から、前期日程の外国語は英語のみの試験となります(リスニングを含む)。そして「英語スピーキングテスト(BCT-S)を導入予定でしたが、新型コロナウイルスに対する安全面を考慮して1年間導入の延期となりました。尚、国際日本学部については従来通りスピーキングテストを実施するとのこと。さらに世界史・日本史の出題については論述を含めて課されますが、新型コロナウイルスによる学業の遅れに配慮し、「基本的な事項」にとどめるよう留意するとのことです。

 

<後期日程>

国際社会学部のみ実施

共通テスト・・・国語200+外国語200+社会および数学から選択100=500点(3科目)

2次試験・・・小論文200点

 

国際社会学部の後期日程では、昨年までの外国語が廃止となり、新たに小論文(英文→日本語で解答)が課されます。

 

<併願について>

まず私大の共通テスト利用については、最大5科目になるので、いわゆる6科目型(立教など)は出願できませんが、今年から始まる上智の4科目型が出願しやすくなります。それから学部は限定ですが、早稲田大学政経学部の一般選抜(共通テスト=英語・国語・数1A・歴史+独自試験)も出願可能。ちなみに早稲田であれば、たとえば国際教養学部(共通テスト=国語+選択1科目&英語独自試験+英検加点)も併願が多くなりそうです。その他、青山学院大学であれば文学部の個別A方式(共通テスト3科目+独自試験(英語))も併願しやすいと思われます。

逆に後期日程は、2次試験が英語ではなく小論文になるため、東大前期志望者の併願がよりしやすくなりそうです。

 

 

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