2020/12/05 土

国語 共通テスト直前アドバイス

国語 共通テスト直前アドバイス
<分析>
現代文について。第1問(従来の論説文)、第2問(従来の小説)ともに複数の文章が組み合わされたものになりそうです。第1問であれば本文に加えて法律文などの実用的な文章やその他の資料が加わり、第2問であれば「小説と随筆」「随筆と詩」などという具合です。いずれにしても複数の文章を照合しながら解くことになるため、センター試験に比べて解いたり探したりする時間がかかりそうです(特に第1問)。
古文についてはさほど大きな変化はなさそうですが、設問中に対話形式・討論型の問題が組み込まれる可能性が高いです。また古代・中世以外のいわゆる近世古文や本文の組み合わせとして日記・随筆などが出題される可能性もあります。
漢文もさほど大きな変化はないようですが、散文と漢詩の組み合わせなど複数の文章が出題される可能性があります。また古文と同様に対話形式・討論型の問題が組み込まれる可能性もあります。
<対策>
まず全体として時間配分が重要となります。複数の文章や資料を照合しながら解答を吟味することになるため、各問題の形式に慣れること、そして解く順番の検討をしておきましょう。
現代文/第1問について、本文自体はさほど難しい文章ではなくなりそうで、”読み解く”というよりは”探す”作業が多くなりそうです。第2問では韻文の修辞法などが問われる可能性があるので念のため知識の確認をしておきましょう。従来通り、小説の表現技法についてもセンター試験の過去問を使って確認しておきましょう。古文/第3問は、単語・文法そして読解の練習をこなし、従来通り和歌への対策も必要です。できれば色んなジャンルの文章に当たっておいた方がよさそうです。漢文/第4問は、内容読解はもちろん、語彙問題や白文書き下しで確実に得点すること。そして漢詩の種類や修辞法についてもおさえておきましょう。
センター試験の過去問は、現代文・古文・漢文ともに良問が多いのでこれまで通り演習教材として活用すべきですが、直前期は試行調査や予想問題を使って練習した方がよさそうです。
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