2013/03/04 月
先取り学習
だいたい高校のカリキュラムは通常の課程より先取りしたかたちで進められます。特に数学は先取りが一般的です。
例1)一般的な中高一貫進学校の場合(数学)
中1~中2=中学3年分
中3~高2=高校3年分
高3=受験対策 *文系の場合は高2から受験対策や復習
例2)都立進学校や外部入学の高校課程(数学)
高1~高3一学期=高校3年分(理系)
高1~高2秋頃=高校2年分(文系)
といった感じだと思います。もちろん例1より進度が速い学校もあります。
上記は数学の話ですが、理科社会の進度もあわせて重要です。遅くとも高3の一学期(夏頃)までに一通りを終えておきたいところ。それが現役合格のための条件だと言っても過言ではありません。
ちなみに大手予備校の高卒生クラスについて。通年授業期間は前期(4月中旬~7月上旬の約3ヶ月)と後期(9月~12月上旬の3ヶ月強)となりますが、ある程度範囲や単元がある科目、あるいは基礎から扱うクラスに関しては、前期と後期の両期間をかけて全範囲を終わらせるカリキュラムのところもあります。
その場合は浪人生とはいえ、一通りが終わるタイミングが遅くなってしまうので、自分なりに先取り学習をしておくことが必要です。
先取りが目的化してしまい理解や定着がおざなりになると本末転倒ではありますが、受験学習期後半に十分な演習や反復、さらには過去問対策を行い万全を尽くすために、あらためて“先取り”が不可欠な要素だと思います。
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