大学受験コーチングノート

2022/11/16 水

中央大学過去問分析=国際経営・国際情報・総合政策【英語】

国際経営学部(学部別選抜)

配点:300点中200点(共通テスト併用方式では400点中100点) 試験時間:90分

問題構成:大問6個

概要:全問マークシート法による選択式問題である。文法・語彙問題が2題、発音問題が1題、読解問題が2題、会話文問題が1題で構成されている。

Ⅰ文法・語彙問題。計15問で、短文の中にある空所に当てはまる語句を選択する問題である。形式としては、一般的な文法問題である。

Ⅱ 発音問題。①アクセント問題 ②発音問題 ③文強勢問題の3種類で構成されている。発音やアクセントは頻出単語をしっかりと抑えること、文強勢は会話文であるので対比や質問に対する答えに着目することが大切である。

Ⅲ 文法・語彙問題。誤り指摘問題が2題と選択式の和文英訳問題が3題。誤り指摘問題は短い文章内にある文法的な誤りを選択する問題で、選択肢には複数の箇所を含むものや「誤り無し」も含まれる。和文英訳問題は少しずつ一部の異なる文章が4つ並んであり、文法的に誤っている文を注意して除いていく作業が必要となる。

Ⅳ 長文読解。約1000語程度の英文で、主題は国際系や経済、経営に関するものが多い。空所補充問題、内容説明問題、主題を選択する問題で構成される。計10問。文章がやや長いため、長い文章を読む体力をつけておくことが重要である。

Ⅴ 会話文問題。計3個の会話文またはインタビューを読み、空所に当てはまる一文を選択する問題が並ぶ。

Ⅵ 読解問題。プレゼンテーションを読む問題で、単語数は約600語。内容理解を問う問題、空所補充問題のほか、投影されるスライドを選ぶプレゼンテーションという文章の特色を生かした問題も出題される。

 

国際情報学部(学部別選抜)

配点:250点中150点(共通テスト併用方式では450点中150点) 試験時間:90分

問題構成:大問6個

概要:全問マークシート法による選択式問題である。発音問題が1題、文法・語彙問題が1題、読解問題が3題、会話文問題が1題で構成されている。

Ⅰ 発音問題。19年度と20年度は文強勢問題が出題されたが21年度は単語のアクセント問題が出題された。国際経営学部でも似た形式の問題がⅡで出題されている。アクセント問題においては、頻出単語の発音・アクセントといった基礎的な知識、文強勢においては、名詞・動詞・形容詞や新情報を強く読むのが一般的であるといった知識を抑えておくことが要求される。

Ⅱ 文法・語彙問題。計10問で、短文の中にある空所に当てはまる語句を選択する問題である。選択肢が他の問題に比べて長い問題が2題ほど出題されており、その問題は誤り指摘の要素も含んでいる。

Ⅲ 読解問題。短い文章と一緒にグラフや表が提示される。空所補充問題が5問出題される。素早く適切な情報処理能力が求められる。

Ⅳ・Ⅴ 読解問題。700~800語程度の文章が2題続き、合計した単語数は約1500語。主題は国際系に関するものが多い。空所補充問題や内容説明問題、英文の言い換え問題、指示語の内容を選ぶ問題や表題を選ぶ問題が出題される。半分が空所補充問題。内容説明問題では、「正しくないもの」を選ぶ問題も含まれるため、問題文を注意して読まなければならない。

Ⅵ 会話文問題。短い会話のやり取りに含まれる空所に当てはまる文章を選ぶ問題で、計5問出題される。会話の流れを理解することが大切。また、重要な会話表現や慣用表現の知識も要求される。

 

総合政策学部(学部別選抜)

配点:250点中150点(共通テスト併用方式では450点中150点) 試験時間:100分

問題構成:大問6個(2022年度のみ6個、2021年度以前は9個)

概要:全問マークシート法による選択式問題である。文法・語彙問題が4題と長文読解問題が2題で構成されている。2021年度以前は大問9個で、文法・語彙問題が6題と長文読解問題が3題で構成されていた。以下の各大問の分析は2022年度の形式に基づくが、2021年度以前はⅠ~Ⅵが文法・語彙問題、Ⅶ~Ⅸが長文読解問題であった。2021年度以前におけるⅠ~Ⅲが2022年度ではⅠに全てまとめられたために大問数に差異があるのであって、出題形式に大きな変更があったわけではない。

Ⅰ 文法・語彙問題。短文の中にある空所に当てはまる語彙を選ぶ。小問が3つ並び、それぞれ前置詞、動詞、名詞を問う問題となっている。計30問。

Ⅱ 文法・語彙問題。下線部の語句と同じ意味を持つ語句を選ぶ問題。10問。

Ⅲ 文法・語彙問題。誤り指摘問題で、4つの文章から文法的に誤っている文章をひとつ選ぶ問題。5問。主語と動詞の一致といったような誤り指摘問題で出題されやすいポイントに注意しつつ、丁寧に誤りを見つけ出すようにしたい。

Ⅳ 文法・語彙問題。空所補充問題で、選択肢が他の問題と比べて長い問題がいくつか出題されており、誤り指摘問題の要素を一部含む。これは国際情報学部のⅡで出題されているものと似た形式である。8問。

Ⅴ・Ⅵ 長文読解。約900~1000語の文章が2題続く。空所補充問題、内容説明問題、文章の表題を選ぶ問題で構成されている。設問の形式は国際情報学部のⅣ・Ⅴと近いものが並ぶ。

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