チャート式やフォーカスゴールドの使い方
数学の参考書として、長年愛用されてきた数研出版「チャート式」(主に白・黄・青・赤)。それからここ数年利用者が増えてきた「Focus Gold/フォーカスゴールド」。それぞれレベルは異なりますが、網羅型の学習参考書であり、かつ解説が詳しく見やすいというのが特徴です。その分、見た目は分厚いです(笑)。ではどのように使うのが正しいのでしょうか?
1,辞書的な参考書としての利用
2,解法の習得(=インプット教材)としての利用
3,問題演習(=アウトプット教材)としての利用
ざっとこの3パターンがあります。1は他の教材を使っているときに解法の確認用として使うので、まあ自室の机に置きっぱなしかもしれませんね。
2は解法の習得を目的としているので、たとえば知らない解法がないかざっと確認していくでもいいですし、基礎からやり直したい場合は一題一題解法を確認していく(=読んでいく)でもよいと思います。ちなみに読んでもわからない場合は、さらに別の参考書などで調べたり誰かに聞いた方がよいです。さらにこの応用パターンとしては、先に章末問題をやってみて解けない問題と紐づけてある例題に戻るやり方もあります。
3は完全に問題集として使うやり方です。工夫の余地としてあるのは、すべての問題を解くのか、それとも問題を選びながら解くのか、というところ。チャート式にしてもフォーカスゴールドにしても、問題のレベル分けや分類がされているので、それを参考に進めてもよいですし、自分で問題を選びなら進めてもよいと思います。
そして最後に2と3のハイブリッド型として、先に例題の解法を読んで理解した上で、下にある類題や練習問題を解いてみるというやり方もあります。その際にはぜひ答案の書き方も意識して習得するようにしてください。
最近、チャート式やフォーカスゴールドは解説動画を有料サービスで提供しています。それを利用するのも手です。それから持ち運びについて、これらの分厚さは外に連れ出すのに億劫になりますが、単元ごとに分冊化すると便利です。ぜひ参考にしてみてください。