2011/02/14 月
考える力=ノーベル物理学賞益川先生の記事より
下記リンクはノーベル賞物理学者、益川敏英さんのインタビューです。
見出し=「子供に好奇心を持たせ、考える力を身につけさせることこそ教育の神髄です」
考える力が大切という趣旨から学校教育、入試等にまで言及されています。
確かに考える力は重要ですし、共感できる部分が多くあります。
ただ入試が知識の暗記だから駄目だという趣旨には個人的に異論もあり、たとえ暗記だとしてもその過程には考えることや理解するという要素が含まれるし、まず考える土台として知識が必要だということは申し上げておきたいところです。
現行の指導課程や入試への取り組みの中でも十分に考える力を養うことは可能で、むしろ取り組み方で決まってくることです。
もうひとつ印象に残ったことは「知らないことは恥じゃない」という言葉。知らないことがあればどんどん質問をすればいいし、自分でも調べればよいこと。人は知らないことを自覚するからこそ勉強するものです。それがいわゆる「学ぶ力」の原点。
「考える力」「学ぶ力」、それから「整理しまとめる力」「解決する力」「もの見方」「気づく力」「伝える力」、こういった要素をいかに指導できるかが教育する側に課された役割だとあらためて思うところです。
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