早稲田大学2021入試変更点概要(その1)
早稲田大学の2021年度入試変更点について概要をまとめておきます。
まず最も大きな変更点は政経学部独自の入試制度です。
【政経学部】
大学入試共通テストで英語(R:L=1:1)・国語・数学1Aおよび選択科目1科目を受け、独自試験として総合問題を課すというものです。
共通テスト4科目(各25点/計100点)+総合問題100点
*総合問題は論理思考力や英語力を試す内容 サンプル問題はこちらから
これによって国公立大との併願者(文系・理系含む)の割合が増えそうです。
また政経学部は定員を450名から300名に減らしています。尚、共通テスト利用入試(5教科6科目)についても定員を75名から50名に減らしています。
【法学部】
ひとつ大きな変更点として、数学選択(1A2B)の場合、共通テストの得点を利用可能になります。
やはり国公立大との併願者が増えそうです。
共通テスト単独利用入試(5教科6科目)は継続。
【商学部】
まず英検利用入試を新設し、一方で共通テスト利用入試を廃止します。
それからメインの一般選抜を「地歴公民型」と「数学型」で定員を7:3にわけて募集する方式に変更するとのこと。これまでは得点標準化によって科目間の得点差を調整していましたが、それとは異なり、さらに「数学型」は英語の配点が低くなり(問題は同じ)、数学重視の配点となります。
地歴・公民型・・・外国語80点/国語60点/地歴公民60点
数学型 ・・・外国語60点/国語60点/数学60点
英検利用 ・・・上記各科目型に英検1級(=5点加点)*英検準1級以上が出願資格 *上記各科目型との併願不可
【文学部・文化構想学部】
従来とあまり変わりませんが、唯一の変更としてセンター単独利用方式が廃止となります。
その他、一般選抜(3科目)、一般選抜(英検利用方式/国語と地歴の独自試験・英語免除)、共通テスト併用方式(英語と国語の独自試験&共通テスト1科目)は従来通り。