2013/07/04 木
悪い癖(丸付けの話)
勉強していく上での悪い癖というものがあります。
○○しない
○○してしまう
枚挙にいとまがありませんが、ひとつ普段からよく気になることを記しておきます。
「答えが合っていると何も考えずに即効丸をつける」
小中学生時期のドリルの答え合わせのように、ただ「合っていればよし」という感じで丸付けをしてしまう。
さすがに間違っていれば「どこをまちがえたのだろう」「なぜまちがえたのだろう」と思うのでしょうが、逆に合ってればそれでよいのかどうか。余裕綽々であれば構いませんが、ひょっとすると偶然合っていたのかもしれません。
勢いよく丸付けをしてそれで終わり、というタイプはリーズニングの習慣が不足している可能性があります。リーズニングとは根拠を確認することです。数学にしても、英語、国語、理科、社会、すべての教科において根拠が存在します。
たとえば中学受験期のスピード訓練などでそのような習慣(根拠を確認しない習慣)がついてしまったのかもしれませんがし、それでは学習の積み上げに限界が生じてしまいます。
「なぜ合っていた(間違えていた)のか」を自問自答すること、そして根拠を意識すること。これがとても重要な“学習習慣”です。
<具体的な克服例>
たとえば、合っているところは丸をつけずに間違えたところだけ印をつける。そうすることで丸に対する余計な満足感が減り、間違いに意識が向きやすくなる。ちなみに受験では出来ない問題を減らすことの方が重要です。
丸付けの話に限らず、一度、自分の“悪い癖”を書き出してみて、その改善に取り組んでみてください。かなり効果が期待できるはずです。
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