2011/01/12 水

中高一貫校内の学力差

日経新聞の記事に「中高一貫校、学力差に苦慮 (文科省調査)」という記事がありました。

ここ数年間でも、私立大学附属高校の中等部併設や公立中高一貫校の創設などが多くありましたが、上記の記事は学校側や教員側から見た中高一貫教育の功罪(=評価)というところです。

とにかく、6年間、入試あるいは受験勉強の必要がないわけですから、一旦、中学受験で均質化されていたはずの学力も徐々に差が拡がっていくということだと思います。つまり途中、学習におけるシステム上の強制力がないので、勉強をしない生徒、あるいは勉強の仕方がよくない生徒たちはそのまま学力が低迷してしまう。当然のことです。

また中高一貫教育のメリットとしてシラバスや学習進度の先取りということがあるために、その格差は余計に拡がり易いと言えるでしょう。

私が知る限りでは、私立の進学校、特に中堅の進学校では個別対応の補習などのサービスをしているところが増えたように思います。そういう意味でも一貫校の先生方の負担は増えているのかもしれません。あるいは塾(特に個別指導塾)や家庭教師の需要も増えているかもしれません。

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