パラダイム・シフト
セルフコーチングやマネージメントの方法論として使える「パラダイム・シフト」(発想・視点の転換)の事例についてご紹介します。受験生、あるいはそうでない場合も参考にしていただければ幸いです。
事例1)状況:レポート提出の締切まで、あと1日しかないとき、「あと一日では大したことができないよ、、、」とあきらめに入ってしまう。
ここで『パラダイムシフト』= 時間単位を変換する
→「あと24時間でできることは何?」と考え直せば、まだまだ計画的かつ前向きにものごとを遂行できるのではないでしょうか。
事例2)状況:最近、模試の成績表が却ってきて、志望校と自分の偏差値が10も開きがあったとき、「もうこの時期なのに、これから偏差値を10も上げるのは無理・・・」と思ってしまう。
ここで『パラダイムシフト』= 数値指標を変換する
→偏差値10を得点に換算すると20点だったとします。「あと20点稼ぐためにはどうすればよいか?」と考えれば、具体的な方策が浮かぶかもしれません。例えば、ミスの分が5点、記述問題の部分点であと5点、○○分野を克服すればさらに10点、というふうに考えれば、短期間でも改善・向上の見込みが立つのではないでしょうか。
事例3)状況:試験日まで残り僅かの日にちしかなく、とてもじゃないけど試験範囲中の問題全部は終わりそうにない。実際まだ範囲の半分以上も残っている。
ここで『パラダイムシフト』= 方法論を転換する
→問題全部を終わらせるのではなく、残り日数と残りの問題数を計算し、一日あたりに可能な問題数も自分なりに見当づけます。そして、とりあえずは最後まで終わらせることを優先的に考え、一定割合で適宜問題を飛ばしながら問題演習を進める。そして最後まで終わった後に、途中飛ばした問題を引き続きこなしていく。
さて、受験生にとっては、そろそろ“追い込み時期”あるいはその前段階ほどの“時期”となりました。焦らず、足をしっかりと地につけて勉強してくれることを願います。2010年度センター試験本番まで、あと4ヶ月(=17.5週間,=123日,=2952時間)。