2021/09/04 土

2021年度慶應義塾大学入試結果

2021年度慶應義塾大学の入試結果について。

 

慶應は前年度から特に変更もなく実施されました。大学全体としては、他大と同様に志願者を減らしましたが、約5%と小幅な減少となりました。一方で、合格者に加え、補欠合格者を多く出したため、「入学許可者数」は約8%増となり、実質的に倍率は相応に下がったと言えるでしょう。補欠合格者が増えるということはそれなりに辞退者が出たということになります。

 

学部別にみると、だいたいの学部で倍率が下がってはいますが、経済学部のB方式(歴史選択)では志願者が増加しました。おそらく早稲田大政経学部が数学必須になった影響で流れてきたと考えられます。ちなみに合格者および補欠合格者ともに増えたため倍率は低下。

また法学部・法律学科についても志願者増で倍率も上がりました。これも早稲田大学政経学部の影響だと考えられます。ちなみに政治学科は志願者・倍率ともに低下しましたが、これは単純に人気動向として「法律学科>政治学科」ということだろうと考えます。

また商学部についても、数学(&地歴)選択のA方式は志願者・倍率とも低下した一方で、地歴・論文選択のB方式は志願者・倍率ともに上昇しました。これもやはり早稲田の影響だと考えられます。

その他、理工学部はほぼ変動なし。総合政策学部と環境情報学部は合格者を増やした兼ね合いで倍率が低下しています。薬学部は若干ではありますが倍率が上がっており、学部として人気の高さがうかがえます。

 

尚、次の2022年度入試から、総合政策学部および環境情報学部の夏秋AO入試の出願及び選考が遅らされ9月出願&11月に2次選考となりました。また法学部の一般入試において、外国語で選択可能だった仏語・独語の選択が廃止となります。

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