大学受験コーチングノート

2021/08/20 金

2021年度立教大学入試結果

2021年度立教大学の入試結果について。

立教大学も大幅な入試改革を行い、その初年度ということで注目されていましたが、首都圏の有名私立大学としては珍しく、大学全体として約7%の志願者増となりました(他には学習院大が1%増・駒澤大が4%増)。具体的には、一般入試(全学部日程と文学部日程)の志願者合計が、39817人→44099人と1割増し。「共通テスト利用入試」はやや志願者を減らしていますが、それを補うに余りある感じです。

そもそも入試改革の目玉は、英語の試験を廃止(文学部の個別日程入試を除く)し、英語外部検定試験と共通テスト(英語)のいずれか高得点(基準は非公表)の方を代用するということで、一見利便性は高そうに見えなくもないですが、上智大学と同様に、事前の前提条件が必要となるので、むしろ志願者が減る可能性もあると思いました。しかし、実質、全学部日程がのべ5日間設定されたことで他大学との併願がしやすくなったことが志願者増につながったようです。また共通テスト英語の平均点が上がったことも多少影響していると思われます(一般入試の出願締切が自己採点より後)。

一方で、合格者数についてもふれておくと、一般入試の合計(共通テスト除く)が昨年度より26%増しとなっています。立教大学の一般入試は合格発表は4回に分けて行うため、おそらく辞退者が相当数出たことが考えられます。つまり、立教より上位の大学を志望する受験生が多く併願したことも推測できます。安全志向という入試の動向が、上位層でも働いた結果かもしれません。来年度は志願者が減る可能性もありそうです。ちなみに立教の「共通テスト利用入試」は各学部学科ともに3科目型と6科目型が設定されており(一部4科目型もあり)、6科目型は3科目型に比べて合格しやすい傾向があるため、国公立大志望者の私大併願先として出しやすいはずです。

また学部別にみると、異文化コミュニケーション学部が根強い人気となっています。

次年度については、新入試制度が2年目ということもあり、いわゆる英語外部検定試験や共通テストの英語への対策および目途がある程度立つということで、さらに積極的に立教大学へ出願する向きが増す可能性がある一方で、今年出願者が最も増えた私立大学というイメージからの反動(減少)も考えられます。

ただし、全体的にみると立教大学の入試難易度が全体として上がっていく可能性は低いように思われます。

 

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