2012/04/28 土
辞書の使い方-Part2-
以前にも辞書の使い方については言及していますが、
英語辞書の使い方(2010.08.21)
表面的な“使い方”をわかってはいても、ちゃんと“活用”できていないケースをよく見受けます。
*国語辞書のよくない使い方
語句の意味を調べるときに、辞書に書いてある意味をそのまま写したり引用したりする・・・×
難しい言葉ほど、例文を参照したりして、自分なりの例文や自分なりの解釈を考えてみるところまでやるべき。語源や派生語も載っていれば確認した方がいいでしょう。
そもそも、ありえる意味のバリエーションすべてが、必ずしもあなたの辞書に載っているわけではないのです。
*英語辞書のよくない使い方
多義語になればなるほど、当然ながらたくさんの意味が掲載されています。しかし、たとえば、英文中のわからない単語を調べるときに、辞書中の意味のどれかをあてはめればよいと思っているのであれば、それはよくない使い方(中学生レベルの使い方)です。
詳しい辞書ほど使用価値が高いとは思いますが、それは訳語の選択肢を増やすためではなく、より正確に英単語の意味を抽象化させてくれるからこそ価値が高いのです。
国語辞書、英語(英和)辞書いずれにしても、載っている意味をそのまま使おうとせずに、自分なりに整理したり、抽象化しながら“意味”をとらえること、そして実際の例文や訳文に当てはめてみること、大学受験生でもここまでできるようになる必要があるでしょう。
それくらい活用できれば、逆に辞書を楽しく使えるようになりますし、辞書を読むことさえ楽しくなるかもしれません。
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