大学受験コーチングノート

2009/07/28 火

覚え方マニュアル -後半-

覚え方マニュアル(共通・その2)
前回からのつづき。

7、アクセルリターン法
概して言うと、暗記学習は繰り返した回数が多い程、定着効果は高くなります。ということは受験までに多く繰り返すスケジュールを立てた方がよいということです。そこで気づくべきことは、誰であろうと何の科目であろうと、最も時間を要するのは“第一周目”だとうこと。その逆に、繰り返すにつれて、一周に要する時間(=速度)は加速度的に速く(=短く)なっていく、ということです。つまりは、一周目が早く終われば終わるほど、その加速度のおかげで、繰り返せる回数が増えていくのです

例えば一周目で暗記を完璧にしようとするがあまり、結果時間をかけ過ぎてしまい、2周・3周…と繰り返し出来なかったという場合と、一周目を比較的短期間で済ませ、2周・3周・4周…と繰り返しできたという場合、後者の方が圧倒的に有利なはずです(もともと人間は忘れるという観点から)。

これは、歴史や化学など覚える事項が多いものほど当てはまる考え方です。名づけて<アクセルリターン法>。*スピードUPのためにも、マーカーや付箋等を利用し、覚えたものとそうでないものを一瞥で区別できるようにしておくと便利です。

8、集中力
それでも覚えられない、という人のために最後の“説法”を。覚えるのに最も必要なことはあなた自身の“集中力”。だらだらと何となく覚えるよりも、短時間で集中して覚えようとする方が成果は高いと思われます。ノートや参考書に“穴が開く”くらいの集中力を目にもって、覚えるべき“相手”に熱視線を注いでください。

*科目別にもそれぞれコツがあるので、詳しい人に尋ねてみましょう。当ブログでも随時ご紹介していきますのでご期待ください。

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