芝浦工大2025入試変更点/英語独自試験の廃止その他
四工大の筆頭格、芝浦工大では2025年度大きな入試変更を予定しています。その最も大きな変更点が「英語独自試験の廃止」です。そして英語外部検定を利用することになります。また共通テスト利用入試で選択科目に変更があります。
まず芝浦工大の一般入試は、2月初旬に前期日程(2/1~2/3)および全学部統一日程(2/4)がメインの入試日程としてありますが、それらすべて(後期日程を含めて)で英語の独自試験が廃止となり、A方式とB方式の2パターンから選択となります。
<A方式>
3教科300点、そのうち英語(100点)については英検スコアまたは大学入学共通テスト「英語」の点数を、換算式を用いて得点化し、いずれか高い方を採用する!(最終的には偏差値換算しての3科目合計) *青字部分は追記
換算式(英検の場合):(CSEスコア―1450)÷10
換算式(共通テスト):(英語R100点+英語L100点)÷2
シミュレーションとして(ア)英検準1級合格点(イ)英検2150点(ウ)英検2級合格点で換算すると
ア(2304-1450)÷10=85.4点
イ(2150-1450)÷10=70.0点
ウ(1980-1450)÷10=53.0点
(ウ)の英検2級程度を上回るには共通テストで計106点をとればいいので割とやさしい目標になりますが、実際はもう少しとっておきたいところで(イ)基準の140点あたりがわかれめかになるかもしれません。いずれにしても初年度2025年度は蓋を開けてみないとわからない・読めないと言っておきます。
<B方式>
英検を出願要件として、数学200点+理科100点の計300点とする。英検の出願要件は大学が定める「基準3」(英検でいうと1980点=2級合格以上/一部の学科・入試方式を除く)。
参考:基準3/英検1980点(=英検2級合格点)、基準2/英検1850、基準1/英検1728点(=英検準2級合格点)
英検2級を持っていて数学が得意な人はB方式でよさそうです。一方、英検スコアが高い場合や共通テスト英語に自信がある場合はA方式がよいでしょう。逆に英検2級以上を持っていない場合はA方式で大学入学共通テストにかけることになります。
<共通テスト利用方式の変更点>
上記以外にも変更があります。これまで芝浦工大は共通テスト利用方式/前期日程(4教科600点満点)で国語の現代文(近代以降の文章)が必須でした。これが国語以外の科目を選択可能になります。
国語(近代以降)、地歴公民全般、情報1
以上から選択可能となります。いずれも配点は100点。*国語現代文は110点を100点に圧縮
選択肢が増えることで、特に国公立大志望者には受けやすくなりそうです。ちなみに共通テスト利用で英検スコアの利用は不可です。
<まとめ>
芝浦工大を一般選抜で受験予定の場合は英検2級以上(できればプラスアルファ)を取得しておいた方がよさそうです。一方、共通テスト利用は国公立志望者にとっては出願しやすくなりそうです。