2015/08/26 水
考えるためのアウトプット
「受験は暗記!」とか「公式覚えれば解ける!」といった考え方もありますが、考えずにただ覚えるという学習方法に伸び代はありません。まずは、そうなる理由を考えたり、自分なりに説明してみたり、という作業を試みます。
ただ一番厄介なのは、考える癖が身についていない場合です。無自覚な場合も多く、指摘されて気づいたとしても、“考える”という感覚が経験上わからないので、なかなか前に進めないのです。
そこで有効な手段としては、聞いたり読んだりして習ったことを、A「自分の言葉で説明する」、B「別の言葉で言い換える」、C「ノートにまとめる」といった作業に落とし込み、それを習慣化することです。これらA~Cの作業は、インプットしたことを更に理解し刻み込むためのものですが、ちょっとしたアウトプットの作業でもあります。結局のところ、インプットはアウトプットを前提になされた方が深く刻まれていくという裏返しでもあります。人によっては「問題を解かないとなかなか覚えられない」ということも聞きますが、それも然り。D「問題を解いてみる」という最もシンプルなアウトプットも理解を深め定着度を上げるための有効手段なのです。
「解く」「文章化する」「図示する」「まとめる」「言い換える」「説明する」
これらの作業(アウトプット)を日常的に行うことが「考える力」の源となります。
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