2016/05/20 金
考える≠論理的思考
数学でも国語でも英語でも“論理的思考”が大切とよく言われます。また日常生活でも“ちゃんと考えてるの?”→“考えてるよ!!”みたいな会話はよくあります。
考えることを“思考”と言いますが、“論理的に考えること”と単に“考える”ことは少し違うように思います。
<考える≠論理的思考>
“考える”と言った場合、昔のことを思い出したり、未来のことをなんとなく想像したり、色々と思いを巡らせることが含められると思います。
一方、“論理的思考”には、そのような行為・現象は含まれません。
論理的思考には、スタートとゴールがあり、そしてそれらをつなぐ“筋道”があります。それを言語化あるいは数式化して他人に説明できる状態のものを論理的思考というのだと思います。
たとえば数学で言うと、スタートとは、問題文中に与えられた“条件”であり“根拠”となるものであり、ゴールは正解や命題のことです。ゼロから“筋道”は始まりません。必ずスタート地点がある。そのことを頭の片隅に置いてもらいたいと思います。
そして、論理的思考力を鍛えるためには、“説明すること”を怠らないことだと思います。
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