大学受験コーチングノート

2016/04/22 金

新英検の変更点と対策(2016)

2016年度より、英検の傾向・問題形式に一部変更されることになりました。
大学、社会に出ても重要視される、「聞く」「読む」「話す」「書く」の4技能をより重視する試験に変わります。これは、英語を学習するにあたり継続的に発信する力を伸ばし、使える英語につながるテストを目指したものです。

<おおまかな変更点>

2016年度第1回から  ライティングテストの導入(2級)  
 *2級は試験時間も75分から85分に変更 
 *準2級、3級でも早期に導入できるよう準備中

2016年度第2回から  スピーキングテストの導入(4,5級)

ちなみに英検2級ライティングテストの問題は、与えられたTOPICについて「あなたの意見とその理由を2つ書きなさい。」といった感じのようです。語数の目安は80語~100語。まだ実施前で過去問がなく、対策が難しいかもしれませんが、英検協会が紹介している問題例を見ると、二次試験で扱う内容に類似しているようです。二次試験用のテキストを用いて、質問に対し口頭で答えられるようにすること+それを正しく書けるようにすることが対策となりそうです。尚、1級・準1級を含めて、ライティングテストに観点別採点が導入されます。

 内容:課題で求められている内容が含まれているか
 構成:英文の構成や流れが分かりやすく論理的であるか
 語彙:課題に相応しい語彙を正しく使えているか
 文法:文構造のバリエーションやそれらを正しく使えているか

<各級ごとの問題形式の変更点>

1級(ライティング):CEFRのC1レベルとの整合性を高めるために、社会性の高い話題について自分で考えをまとめ、理由と共に意見をまとめるエッセイ形式に。

準1級(ライティング):CEFRのB2レベルとの整合性を高めるために、これまでのE-mail形式からエッセイ形式に

2級(リーディング):ライティングテストの導入に伴い、語句整序問題を削除。空所補充問題において、これまでの空所の一語を選択する問題から、複数の語句からなる選択肢から選ぶ形式に。問題数は8問から6問へ削減。

準2級(リーディング):空所補充問題において、これまでの空所の一語を選択する問題から、複数の語句からなる選択肢から選ぶ形式に。問題数は8問から5問へ削減。

以上、参考にしてください。

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