2011/06/19 日
国語を学ぶ理由
国語を学ぶ理由 国語力の有無で他の教科の理解力が変わるから
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110614-00000014-pseven-soci
という灘中学の国語の(昔の)授業について上記記事がありました。
中学三年間をかけて一冊の文庫本(『銀の匙』)をひたすら読んでいきつつ、“脱線”するという授業。
三年かけて一冊というのはどうかと思いますが、この脱線にこそ意味があるのだと思います。
いわゆる情操教育を重視するとすれば、受験勉強に明け暮れた(かもしれない)中学生にとっては有意義な国語の授業だったのでしょう。
先日、国語の授業を受けている保護者から、「国語の成績も上がったけど、そのおかげで数学の成績も上がった」と言っていただきました。妙に嬉しかったですね。
国語がすべてではないと思いますが、受験と関係ないところを含めて、国語は教科学習の中核にあるものだと再認識させてくれます。ロジックの側面と感性的側面という意味でも。
特に早い段階での国語力養成にもっと目を向けるべきですね。
<追記>
“共感”は経験や想像力をもとになされるもの。
そして“わかる”とは、いわゆる“論理的解析”と“共感”のいずれかによるものだと考えられます。
そういう観点からも“共感”と“理解力”には密接な関係があると思います。
大学受験コーチングノートの最新記事