大学受験コーチングノート

2010/07/31 土

即復習=ラピッド・リターン

記憶忘却曲線という脳科学上のデータがあります。その特徴を一つ挙げると、人間は習ったことの74%を24時間のうちに忘れ、一週間後には77%を忘れてしまう傾向がある、ということ。(時間の幅や学習内容については諸説あり。また個人差もあり。)

意外なことかもしれませんが、まったく復習や思い出しをしなければ1~2日以内に大半を忘れてしまうということ。

さらにその曲線が反比例曲線(or指数関数)に近いカーブを描いており、最初の24時間程度でかなりの部分を忘れてしまうのです。

このことを逆手にとったのが「即復習=ラピッド・リターン」の方法。まず一回目の復習は、最低限その日か翌日まで済ますこと。そして当日など早いタイミングであればあるほど、復習にかける時間は少なくてよい(例:当日夜なら思い出すだけでもよい)ということになります。

すなわち、「即復習」の方が効率がよいことになります。

塾で宿題を出すと、前日や当日(一週間後)になって慌てて宿題をやってくる生徒もいますが、特に復習型の宿題の場合、実はかなり“損”をしていることになります。時間的にも内容的にも。

合言葉は「即復習=ラピッド・リターン」です。

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