大学受験コーチングノート

2010/04/12 月

勉強量について

たとえば、東大や医学部など難関大に受かるには一日○時間勉強して、それを○ヶ月(あるいは○年間)とか、って記事をたまに見かけます。

まず第一段階として、今現在、明らかに学習量が足りない人は、その一日○○時間という目安・ノルマで自らを“時間拘束”するのも“あり”です。

ただ最終的には、学習時間ではなく、学習の中身、それから効率次第だと思います。同じ問題集の1ページを1時間かかる人がいれば、30分でマスターしてしまう人もいます。さらに、その必要反復回数も個人、あるいは時機によって異なるでしょう。

では、最低どれくらいの問題数(問題集の数)をこなせばいいのか?という問いについて考えなくてはなりません。

各教科、志望大学に応じて、最低限これくらいはやらなくてはならないというものが、問題集のレベル設定ごとにあると思います。例えば、センター英語で現在5-6割しか取れない人が8-9割とれるようになるためには、単純に言うと、センターレベルの単語を8-9割覚えるために、相応の単語集を3~4周するとか、一冊20題の長文問題集(標準レベル)を5冊(=計100題)は読むべきだとか、もちろん、目標や難易度が上がれば、もっと量が増えたり、手順・段階(例:基礎レベル→標準レベル→発展レベル)も増えていくものです。

学力や合否結果は、学習量に比例するわけではありませんが、上記のように最低限の学習量というものは存在すると考えます。それをクリアして始めて“受験へのパスポート”を交付されるのです。

とは言え、受験生なら時間目安で、平日でも学校の授業以外で4~5時間、学校&塾以外で2~3時間はやっておくことをお勧めします。

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