2012/02/29 水

中高一貫国語講座後記

昨日、2011年度「中高一貫国語講座」の最終授業でした。

受講者の目的はそれぞれで、国語を得意科目にしたい(あるいは苦手を克服したい)、さらには受験に向けての基礎固めをしたい、学校の成績を上げたい、など色々です。いずれにしても最初から受講している生徒も年度途中からの生徒も一定期間受講したことで相応のものを習得できたのではないかと思います。

当講座はいわゆる入試現代文に向けたテクニックを得るためだけではなく、なかなか短期間では成果の出にくい根本的な部分を養成するための講座だと考えています。そのことを受講生たちにもわかってもらっていれば嬉しいのですが、、、

受講対象は高2生までなので、これから先が受験勉強という流れになりますが、昨日最後の授業で

「数年後、たとえば大学生になって同じ文章を読んだときに、自分の理解が同じであれば、人間的な成長を疑うべきだ。」

と伝えました。厳しい表現ではありますが、“読書”ならびに“読解力”とはそういうものです。そのことを忘れずに国語だけでなく色んな科目の勉強に取り組んでもらいところです。

そして将来、色んな文章や言葉を背景を含めて理解できるよう、また自分の意見を言葉として伝えられるようになる一助となれば幸いです。

ちなみに最終回の特別テストは少し難しかったようで、たとえば

●「絶対」と「相対」の意味について比較しながら説明せよ。
●「資本主義経済」と「社会主義経済」の理念や仕組みの違いについて説明せよ。

という記述問題は、言葉の意味を知っていてもなかなか説明するのには苦労していました。

その他、日本語の文法正誤問題もありましたが、こういうところが記述力に反映してくるという意味で、ぜひ普段から意識してほしい部分でした。

いずれにしても完全オリジナルのこの講座、また新年度も開講するので、興味ある方はこちらからお問合わせください。

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