2020/09/30 水

上智大学2021入試変更点概要

上智大学は2021年度より入試制度を抜本的に改革します。

従来のTEAP方式は受験資格ではなく得点利用方式になり、また上智大学では史上初めて大学入試共通テストを利用することになります。ちなみに“上智の英語”と言われ続けてきましたが、文学部と外国語学部以外は英語の独自試験が廃止になります。

 

1)TEAPスコア利用型(全学部統一日程入試 2/3午前or午後)

TEAP(CBTも可)の4技能スコア+2科目 *配点は学部によって異なる

・・・2科目の構成として、文系は国語と地歴、理系は数学と理科、経済学部経済学科は文系が国語と数学、理系が数学のみ、経済学部経営学科は国語+地歴と数学の選択。

<前年度からの変更点>

*一度の試験(午前か午後)で複数の学部・学科の併願が可能

*複数回受験した際に各技能スコアの組み合わせは不可

2)学部学科試験・共通テスト併用型(新設 2/4~7)

共通テスト(3科目)+学部独自の適性試験1(ないし2)科目

適性試験は専門知識や思考力・表現力を問うものなどが主で、経済学部では数学や英語、外国語学部では英語その他の外国語、理工学部では数学と理科の独自試験が課されます。配点は適性試験・独自試験が高めに設定。

*別途、任意提出の外国語検定試験のスコア(CEFRレベル別)に応じて共通テスト外国語に加点(0~30点/上限あり)する。

3)共通テスト利用型(=単独利用/新設)

学部によって科目は異なりますが、4教科での試験になります。文系学部でも数1Aが必須であったり、国公立大学の併願を意識したものと言えるでしょう。また外国語については共通テストの代わりに外国語検定試験のスコアをみなし得点として置き換えることができます。*CEFRのB2/英検準1級レベル(=180点)レベル以上

 

定員の比率としては、(2)>(1)>(3)となります。上智大学を目指す場合、共通テストおよび英検(できればTEAP)について十分な対策が必要になりそうです。

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