2010/07/03 土
「やるべきこと」と「やれること」
何か目標や義務があって「やるべきこと」が具体的になっている場合。例えば英語のテストまでに、「単語を覚えて、例文を覚えて、問題を解いて、何回か繰り返して・・・」という具合に。そう考えると、「あ~、こんなにたくさんあるとやる気が出ない」とか「期日までに終わらないよ」というふうにネガティブに考えるケースもあるかもしれません。
そういうときこそ、発想の転換をすれば物事を前向き(ポジティブ)に捉えることができるということを紹介します。*基本的な発想の転換例については過去の記事「パラダムシフト」も参照してください。
いわゆる「やるべきこと」=“to do リスト”という考え方とは別に「やれること」=“can do リスト”という考え方があります。「やるべきこと」を諦める前に、あるいはそのプレッシャーに押し潰されそうであれば、方向転換して、「やれること」から始める、そのような考え方・発想の転換も困難を打開するアプローチの一つだと思います。“逆算”から考えるだけではなく、“積み上げ”式に物事を考える思考法です。
実際、人生設計や行動の動機づけにおいて「目標逆算型」のタイプと「価値積み上げ型」のタイプに分けられるという考え方があります。前者は、明確な目標や将来像をもっていて、それに向かって逆算式にノルマを達成していくタイプ。後者は、現在の自分が満たされることや価値観を大事にしながら、その達成感・満足感の積み上げで人生を捉えるタイプ。もちろん、一人の人間の中に両側面が存在したり、またケースバイケースでの使い分けもあるでしょうが、「目標逆算式」だけですべてが説明できるとは限りません。
以上、パラダイムシフトの例として参考にしてください。
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